《東北教区お寺の掲示板 法語ポスター》
問題そのものを発見することが
答えを導き出す以上に
大事な仕事なのだ
糸井 重里
《東北教区お寺の掲示板 法語ポスター》
問題そのものを発見することが
答えを導き出す以上に
大事な仕事なのだ
糸井 重里
私たちは何事においても、とにかく答えを求めようとする。よく分からない状態が、人間にとって最も不安で、ストレスを感じるのだという。だからこそ人間は、
分からない不安な状態から抜け出すために、なるべく早く答えを導き出そうとする。不安を解消し、自分自身を納得させるために、時には無理やりこじつけて答えらしきものを見つけ、とりあえず安心したいということも往々にしてあるのではないだろうか。
しかし、このことばの主である糸井重里氏は、答えを導き出すことはさほど重要なことではないと言う。とにかく安易に答えを導き出そうとするのではなく、問題や課題を発見して、まずはそのことにしっかり向き合うことこそが大事なのだと糸井氏は指摘している。簡単に答えを当てはめて、自分をごまかし、取り繕って不安から逃げようとする。しかしそれでは物事の根本的な解決には決してならない。その場しのぎでごまかしたとしても、またすく、、問題が浮かび上がってくる。結局、臭いものにフタということにしかならない。問題に目をつむり、覆い隠して、全く向き合わずにやり過ごしてしまうことと同じである。問題に向き合うことは確かに不安だし、何よりしんどいことだ。しかし、まずは問題をしっかりと認識して、向き合うことからしか何事も始まらないのだ。